2010年09月22日

1004D Wilson Combatトリガーユニット(1)

本日の最後に、新製品を一つご紹介いたします。

一応新製品ではありますが、すでに2週間前からサンコー様の方で販売が開始されております。
ウェスタンアームズ様から発売中のガスブローバックM4シリーズ(及びその互換品)に対応する「Wilson Combatタイプトリガーユニット」という製品になります。

1004D Wilson Combatトリガーユニット(1) 





ユニットのアウターフレームには6061アルミを使用し、内部のハンマー/シアー/トリガーパーツはS45Cのカーボンスチール製になります。
回転軸部分や固定ピンにはスムーズな回転を保証するため、ステンレス材を使っております。
各パーツは全てCNC加工による削り出し品です。
詳しいお客様にとっては釈迦に説法ですが、CNC加工品には下記のメリットがあります。
・精密に加工できる(寸法公差が少ない)
・仕上げがキレイ
・ブロック材からの削り出しのため耐久性がよい
・少数のロットでも作りやすい
逆にコストが掛かるという所がメーカ泣かせですが、我々は品質面では一切妥協しませんので、「CNCでできる物はできるだけCNCで」というポリシーを持っております。

また、表面処理にも拘りを持っており、アルミ材はハードアノダイズド(硬質陽極酸化)処理、スチール材は特殊なリン酸塩処理を施しております。
詳細はここでは書けませんが、スチール部の錆耐性には自信があります!

この製品はコンセプトとして、
・ハンマー/シアー/トリガー周りの組み立てを楽にしたい
・実銃での同類製品のように、トリガーフィーリングを向上させたい(チューニングによりスムーズにシアが切れるようになります)
・パーツとしての耐久性を向上させたい
・組み込むとフレームで隠れてしまいますが、メカニック的に美しい製品に仕上げたい(これぞ男の美学、と自画自賛して見ます!)

結果的に、軽くて丈夫なトリガーユニットとして仕上がりました。
カッコいいステンレススチール製のピン2本による固定で、とても簡単に組み込み可能です。
ハンマー部はベアリング付で、サイクルアップと耐久性の向上が期待できます。
トリガープルは純正より大分軽く設定されておりますので、射撃時の銃本体のブレを抑えられますし、命中率の向上も期待できます。(勿論、射手の腕が何より大事ですが!)
WA様純正の樹脂製フレーム、Prime様及びG&P様のメタルフレームとの互換性が確認されております。
同一寸法の他社製フレームともおそらく互換性を持っていますが、現時点で保証はできかねます。
お客様の方でお試し頂けた場合には、是非フィードバック情報を宜しくお願い申し上げます。

尚、比較的複雑な内部構造となっておりますので、一点一点出荷前に熟練工によるすり合わせ作業が行われております。
通常必要性はありませんが、万が一お客様の方で分解された場合には、パーツの取り間違いにはご注意願います。
メンテナンスの際、回転部にシリコン系などサラサラ系の潤滑剤を吹き付ければ結構です。

このトリガーユニットは「タクティカル系カスタム」から「レース系カスタム」まで幅広く活用できる逸品で、特にロングガスライフルでIPSCや3ガンマッチにチャレンジしているお客様にお勧めしたいと思います。
本製品が市場に受け入れられて成功を収められれば、後続のツーステージ版やセミオート専用版トリガーの企画も推進されて行きますので、是非ご期待ください。






同じカテゴリー(製品紹介)の記事画像
1711A マルイMWS用Noveskeコンバージョンキット発売
1210B Raptorチャージングハンドル
0904F PMAG/EMAG用薄型ガスルートパッキンセット
HK M320グレネードランチャー(3)
HK M320グレネードランチャー(2)
HK M320グレネードランチャー(1)
同じカテゴリー(製品紹介)の記事
 1711A マルイMWS用Noveskeコンバージョンキット発売 (2018-01-16 19:30)
 1210B Raptorチャージングハンドル (2013-01-19 11:20)
 Colt M4A1ロアレシーバ (2012-05-06 23:30)
 0904F PMAG/EMAG用薄型ガスルートパッキンセット (2011-11-12 11:30)
 新作 リー・エンフィールドライフル (2011-11-07 17:30)
 HK M320グレネードランチャー(3) (2011-11-07 17:00)

Posted by Admin  at 22:54 │Comments(5)製品紹介

この記事へのコメント
なかなか購買意欲そそる製品ですね。質問したいのですが、貴社が販売しているアウタ-バレル(M4 GBB)のフランジの厚さはどれぐらいでしょうか?     これからの貴社のラインナップが楽しみです!!                     
Posted by masa at 2010年09月23日 20:09
>masa様

御問い合わせ頂き、ありがとうございます。

今後製品の主軸に据えていくスチール削り出しアウターバレルの場合、フランジ部は約3.4mmの厚さに設定されております。
手持ちのあまり精密でない道具で測りましたので、多少の誤差はご容赦ください。
一応ここは無可動実銃のバレル基部の寸法でそのまま再現したつもりです。

スチールバレルだけでも、現在10.5インチLMTタイプ、16と20インチのコルトタイプをご用意してありますので、是非ご検討ください。
Posted by IRONAirsoftIRONAirsoft at 2010年09月23日 20:50
回答有難うございます。購入検討してみたいと思います。
Posted by masa at 2010年09月24日 13:18
このトリガーユニットのハンマースプリングのレートは、WA純正に対して何パーセント程度でしょうか?
Posted by dddp at 2010年10月02日 15:48
>dddp様

御問い合わせ頂き、ありがとうございます。
回答が遅れまして、大変失礼いたしました。

こちらのトリガーユニットを装着した場合、トリガープルが純正と比較して約7割になります。
ただし、WAの純正品にも個体差があり、弊社製品でも個別にすり合わせを行っておりますので、精密に対WA比何%という数字までは確約いたしかねます。
シビアにお考えの場合、ご購入の際に店頭で実物を一回確認されることをお勧めいたします。
Posted by IRONAirsoftIRONAirsoft at 2010年10月04日 21:39
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。