スポンサーサイト


上記の広告は1ヶ月以上記事の更新がないブログに表示されます。
新しい記事を書くことで、こちらの広告の表示を消すことができます。  

Posted by ミリタリーブログ  at 

2011年09月24日

HK M320グレネードランチャー(2)

今日は昨日に続けてM320をご紹介させて頂きます。






(M320付M4カービンを持った第82空挺師団の兵士、www.hkpro.comより)






(クローズアップ、この兵士が左利きのためか、サイトは右側に装着されている)

2006年から制式採用されましたM320ですが、予算の制限でまだ米軍の全軍には行き渡っていません。
しかし、採用が始まった実戦部隊での評判は上々のようです。

US Army Newsの2009年7月8日号で、フォートブラッグでの第82空挺師団のグレネード射撃訓練を取り上げ、古参兵士へのインタビューも掲載されています。
インタビューに答えたのは2003年イラクで実戦に参加した504パラシュート連隊第2大隊A中隊の分隊長、Robert Eaton二級軍曹です。
彼はクウェート国境からバグダッッドまで常に第一線に立ち、ベトナム戦争時から採用されたM203グレネードランチャーで戦い抜きました。
そして、M203の後継たるM320にはいたく感心したようです。

「M320でどれだけ早く発射できるかを試すため、私はカバー>リロード>違う距離のターゲットを捕捉>発射を繰り返し、たった30秒以内に3発を発射することができた。」
彼は非常に満足した様子で次のように語った。
「イラクでは、M203でも結構精度がよい事に気づいた。しかし、やはりそれには威嚇用の性格が強かった。
とある建物から撃たれたとする、あなたは(敵兵のいる場所から)2つ左横の窓に撃ち返した。それで敵を倒せなくても、相手は頭を下げて身を隠せざるを得ない。そこでM320があれば、有効射程圏内ならおそらく直撃弾を送ることができただろうし、しかもはるかに早くだ。」
「本質的にはM203から何ら変わらないが、とにかくより正確で迅速にターゲットに命中弾を送る事ができる。」

M320の方が見た目はゴツイですが、M320とM203を比べても重量はさほど違いません。
もっとも、アサルトライフルのハンドガード部に装着した場合、やはりフロントヘビーになり、取り回しに苦労します。
昔ながらの伝統ですが、体力のある兵士でない限り、グレネーダー(擲弾兵)は務まりません。

さて、話をIRON Airsoft製品に戻しますと、今回の製品もCNC加工を全面的に採用し、精度の高い製品に仕上げました。
材質/加工法とも、可能な限り実物を再現しました。






(IRON Airsoft量産品の実物)






(IRON Airsoft量産品の実物)






(IRON Airsoft量産品の実物)






(HK416DXへの装着写真、こちらはブラックホールで公開したファーストサンプルです)


製品の設定としてスタンダード版(STD)とデラックス版(DX)があり、日本向け出荷分はDX設定になります。
両者の違いは主に以下の2点です。
・DX版だけフル刻印を施しています
・DX版では内部パーツがより耐久性の高い物(スチール製)に変えてあります

今回の製品はHK416ほど、DXとSTDの仕様差異が大きくありませんので、実売価格の差もあまり大きくありません。
DX版の方は限定80セットとなりますので、ご興味のある方は是非お早めにお求めください。

さらにHK416のDX版をご購入頂いたお客様には、特別なサービスが用意されております。
そちらにつきましては、別途ご案内いたします。 
  


Posted by Admin  at 18:00Comments(6)製品紹介

2011年09月23日

HK M320グレネードランチャー(1)

先日公開しましたM320グレネードランチャーの動画は多数の方にご覧頂き、誠にありがとうございました。
一日でも早く皆様のご期待に添えるよう、現在出荷準備の作業に取り掛かっております。






(こちらが製品完成版の写真です)

今回はディテールな部分を含め、より細かくM320グレネードランチャーを見て行きたいと思います。

ライフル装着型のグレネードランチャーといえば、多くの方はまずM203を思い出すはずです。







(M203グレネードランチャー付のM4A1ライフル)

ベトナム戦争から今日まで使われた息の長い兵器で、第一線の兵士にとっては頼りになる相棒です。
長年米軍を支えて来たM203でしたが、勿論不満点もあります。
例えば、バレルは前方スライド式で開閉しますので、構造上長いグレネード弾は装填できません。
また、発射機構はシングルアクション式で、ミスファイアの時もう一回バレルを前後(コッキング)させないとトリガーを引けません。
そのトリガーといえば、グリップがないためお世辞にも引きやすいとは言えません。

米軍でもそれらの欠点について十分な認識があり、早い時期から後継型を検討してきました。
そして2005年12月、長きに渡る試作コンペの結果、HK社が提出したXM320(試作のため「X」がつきます)40×46mmグレネードランチャーがようやく米軍に制式採用され、晴れてM320となりました。






(M320グレネードランチャー装着済みのM4A1ライフル、DNSサイト付)

因みに、M16などロングバレルライフル用の物がM320で、M4/HK416などカービンタイプに装着するのがM320A1という制式名称がつきます。
今回IRON Airsoftが再現したランチャーは厳密に言うとM320A1になりますが、便宜上全て「M320」として説明を進めます。

M320はM203同様ライフルバレルの下にマウントしますが、装填機構をサイドスイング式に変更し、ライフルへは汎用の20mmレールを介して装着する仕組みを採用したため、装着可能な対象を一気に増やしました。
デザイン的に、同じHK社製のHK416に装着した時がもっとも格好良く見えますが、M4やM16そしてG36など多くの西側の現用ライフルにも対応します。

M320では前出のM203の不満点を全て解消し、さらに以下の特長があります。
・8.5インチのショートバレルを採用しながら、M203(9インチ又は12インチバレル)同等以上の有効射程を実現しました。
・サイドスイング式の装填機構により装填/排莢動作が迅速になり、あらゆる長さの40mmグレネードに対応可能な点も踏まえて、火力がM203より強化されたと言えます。
・20mmレールインターフェイスに対応したことで、多くの現用ライフルに対応可能になりました。
・通常ライフルグレネードとして使用されますが、スライドストックを装着すると簡単に単体使用のグレネードランチャーにコンバートできます。
・フォールディング可能なフォアグリップが付属し、単体使用時の利便性が向上しました。
・サイトシステムにも工夫が凝らされており、実物にはレーザー式のレンジファインダー付専用DNS(昼夜兼用サイト)が使用可能です。
さすがにレプリカでレーザーサイトまでは再現できませんので、アイアンサイト(ラダーサイト)の方を再現しました。こちらのサイトも本物同様、ランチャー本体の左右どちらにも装着可能です。
ちなみに、サイトはグレネード本体に直付けされるため、分離式のM203と違って、装着するライフルを変更しても、ゼロインをやり直す必要はありません。

そして、今日の最後には、製造途中の製品写真を2点ほど公開します。
  




 

(本体削り出し加工完了時の写真)








(こちらがパーツ一式をセットした状態)     


Posted by Admin  at 18:00Comments(2)製品紹介

2011年09月06日

新作 HK M320グレネードランチャー

久しぶりの更新になりますが、新商品を1点ご案内します。

米軍のM203グレネードランチャーの後継として、正式採用されました「HK M320グレネードランチャー」になります。



今回公開の動画はCGになりますが、現物とそっくりの外観です。
近日中に発売予定で、詳細は後ほど改めて公開します。

ちなみに、このランチャーにグレネード弾は付属しておりません。
市販の各種40mm弾に対応しますので、お好きな物と組み合わせてお使いください。

  


Posted by Admin  at 18:30Comments(0)新作予告